皆様、ありがとうございます!
Rogerの写真、ビデオ、たっぷり堪能させていただきました~~。
あの、息ができなくなりそうだった(誇張でないところが我ながら怖い。。)2009全豪から丸一年、ほんとうにほんとうにいろいろなことがありました。。。
わたしにとっては、胸を塞ぐ不安と極上の歓喜とが交錯する1年、
光に満ちた頂と暗い淵の底とを行き来するローラーコースターに揺られているみたい、でした。
いつも前向き、王者にふさわしい強いメンタルの持ち主のろじゃ自身にとっては、おそらく「再生と新たな始まりの年」でしかなかったのでしょうけど。
2010年は、
アブダビで12連勝中だったソダーリングに初黒星を喫し
ドーハでダビデンコに2連敗
全豪ドローが発表になってみれば、初戦がよりにもよってアンドリエフ、連続SF進出のかかるQFにはダビデンコ
チキチキンなわたしが凹んでしまうには、もう十分すぎるショック。。
そんな極東のヘタレファンの心配などよそに、当のろじゃは、苦戦したアンドリエフ戦後も
「2週目になって初めて、誰がほんとうに好調か、わかるんだ、僕としては今の調子で満足さ。」と、ケロっとのたまい、
ダビデンコ戦も苦戦した、と言いつつ、第3セットはベーグル。。
迎えたSFは対戦相手のツォンガのトラウマにならないかと案じられるようなワンサイドゲーム、ろじゃマジックのオンパレード。。
(試合後のインタビューで、ツォンガはメンタル面で疲れてたんじゃないのかな、って、あの、・・・それ、・・・真剣勝負だから、責めるいわれなんてまったくないけど、と、とりあえず、あなたのせい、ではないのかにゃ??(;_;)??)
そしてついにファイナル。
アブダビもドーハもただの練習台にし、決死の形相で頼み込まれたにちがいないクーヨンも袖にして、ひたすらここに焦点を合わせてきたの?と、思ってしまうような完璧な出来。
2007年より更に進化した姿で蘇ったろじゃに、もうびっくり。
スタッツだけで見れば、UEも多いし、エースも飛びぬけて多いわけじゃない。
でも、数字なんかでは計れない、あの圧倒的な動き。
まさしく優美な猛獣がコートに放たれたかのよう。
決して激昂しない静けさと、全身に漲っている緊張感。
その糸が切れないことだけ祈りながら、勝利のときが訪れるのを待つ、試合でした。
ロジャーの試合は、いわば芸術品。
鋭い直感によって築き上げられた美しい楼閣、その分、些細なきっかけで壊れてしまいかねない。
このままどこまで走れるのか、きっと本人にだってわからないはず。
「まだまだずっと獲っていけると信じてはいるけど、いつ、これが最後のタイトルになるかわからない」
そんなことを語っていたろじゃ。
でも、GSタイトルって、普通はいくつも獲れるものじゃない、のだよ??
わかってる???