皆さん盛り上がってますねえ
私はここでクラシックを語れるほど詳しくはないのですが、先日テレビで今年のチャイコフスキーコンクールのドキュメンタリーを観たのでその感想を。
ご存知のとおりこのコンクールは4年に一回モスクワで開かれてます。ピアノ・ヴァイオリン・チェロ・声楽の4部門。今年はヴァイオリンで日本人の神尾さんが優勝しました。
番組はピアノの2次予選で落ちた日本の方と、3位に入賞したサンクトペテルブルグ音楽院の学生、ヴァイオリンの神尾さんとコンクール初デビューの18歳日本人少女にスポットを当ててました。
まずはその豪華さ!1次予選、2次予選、本選とあるのですが、本選はなんとオーケストラとの競演なんですねえ。時間も一人1時間半。もう普通のコンサート並です。観客も当然たくさん入っていて、チケットもなかなか入手しづらいそうです。
あと、優勝、もしくは入賞される方というのは、コンクール慣れしているのもあるかもしれませんが、「私が優勝して当たり前」というような顔(笑)をしてますねえ。その自信の影には気の遠くなるような辛く厳しい練習があるんでしょうが。
そしてモスクワの観客。耳が肥えてて手ごわいですねえ。そこら辺のフツーのおばちゃん(にしか見えない)人達が、近くのスーパーに行くような格好をして最高峰のコンクールを聞きにきてます。いい演奏をした参加者の楽屋にはサインを求めて長蛇の列ができてました。
今回ヴァイオリン部門の参加者の40%はアジアから。韓国が多かったですね。気になったのがモスクワの観客の日本人評。褒めてくれてはいるのですが、必ずその前に枕詞のように「クラシックは西洋のものだから…」とか「よくアジア人が頑張った」とかがつくんですね。
私はクラシックをやってないので、実際それほど人種で理解に差があるのかどうかわかりませんが、西洋の人が圧倒的にそう思ってる事はよくわかりました。プライドなのか何なのか?
自分でも何が言いたいのかよくわかりませんが、とにかく面白い番組でした。クラシックにおける西洋の優位性?も垣間見えたような気がしました。