いつものようにロジャー自身の言葉に癒されてます。
(会見スクリプトがまだ出ていないのでATPサイトからの抜粋ですが)
この大会で僕にでき得るよい結果だった。
今日はすべての面でアンディが勝っていた。
素晴らしいひと月だったよ。ウィンブルドンで優勝して、ナンバー1になり、銀メダルもとった。
僕のために落ち込まないでね。銀メダルがとれて、本当にとってもとっても誇りに思っている。
最後のファンを思う一節には泣けてきました。
最初からすごく感情的になる大会だった。一回戦で負けてもおかしくなかったし、デルポトロ戦もそうだった。
銀メダルを勝ち取ったという気持ちで、負けた気はしないよ。だからものすごくハッピーだよ。
一回戦後の会見でもうほとんど泣きそうだったんだ。負けそうだとわかっていたから、この試合での勝ちがどれほど
大きな意味があったことか。セミの後も全く同じだった。
すでにあまりに精神的エネルギーを使い果たしてしまって、今日ベストのテニスをできなかったのかな、とも思う。
マリーのことは、ウィンブルドンの敗戦から立ち直ったことを「チャンピオンのしるし」と高く評価し、オンコートインタビューでも「I am happy for him」と言って「いつもの優雅なロジャーです」とコメンテーターに言われていました。
イギリス人はGood Looserー良き敗者、を高く評価します。
そして、できればリオにも出たいよ。一度引退して戻ってもいいね(笑)もちろんシングルの金メダルは欲しいよ。
でも銀でもハッピーだ。金は北京でもう取ったし。
ということです。
長い間欲しくてたまらなかったウィンブルドンでの金メダル、一回きりのチャンスだった、それはそれは残念にちがいない。
でもあの表彰式の晴れやかな笑顔から、ロジャーはきっと本当に自分自身にそう言い聞かせて、
8日には愛する人たちにお誕生日を祝ってもらって、ご機嫌で次をめざすんだ、と確信しました。
今のロジャーに歯ぎしりするような悔し涙は似合わない。 Be Happy, Roger!!