オタの皆様、大変長らくお待たせしました(え?もう待ってないって?)。レポは7月末ごろには出来てたのですが、そのあと色々あってご無沙汰してしまいました。すみません!
なんか時間が経ちすぎてもういい、って感じかもしれませんが、尻切れトンボなので、やっぱアップしておきますね。 暇なときでもご覧ください。
>asakaoru さん、
野村万さいさんて、ロジャーにたとえるくらい、そんなにうつくしいのですか?(見たこと無いので)ナルホド…
私はロジャーを、20世紀初頭の伝説のバレエダンサー、ヴァスラフ・ニジンスキーにたとえています。
ニジンスキーの動く映像はなくて、ロジャーを知らなかった昔は、ニジンスキーの完璧に美しく調和した舞踊の写真集を見てはため息をついていましたが、
いまは「動くニジンスキー」ロジャーの動画を片っ端から録画しています。そうそう、皆さんと同じです。これだけあれば老後もばっちり?!
ちなみに彼もテニスそうとう上手だったようです。「遊戯」というテニスウエアを着た3人が踊る現代舞踊も振り付けています。(作品のよしあしはまた別ですが)
さて、最後のレポートです。
3日目の決勝は、13時試合開始。もしかしたら練習を見られるかもしれないと思いつつ11時半ごろにスタジアムに着きました。去年は12時ごろまでコート2と3で練習しているジョコビッチと
ハースに遭遇したのですが、今日は誰もいませんでした。スタジアムの入り口の反対側に非公開の練習コートがあるのを去年探り当てていたので、そちらに向かうと(あーもーほんとにストカーみたいで自分がいやになりますが…)、案の定入り口にガードマンがたってて入れません。ここは引き下がり、しばらくたってスタジアムに入りました。主人は高い上のほうの席、私は、またしても1列目。土曜日の準決勝が終わってから買ったのですが、スポンサーのキャンセルがあって1枚だけあいていたのです。
スタジアムに入ると隣の席にはおじさんとかわいいロジャールックの男の子が座っていました。おじさんはかなり本格的なカメラを持っていろいろ準備しています。
決勝であり、またロジャーもいるとあって(というのは贔屓目でしょうか。。。) 、観客席 には祝祭的な雰囲気が漂っています。まもなく選手入場。どきどき、わくわくは毎回変わりません。
ロジャーがまたこっちに歩いてくる、そうそう、きてきて、こっちこっち、お願いー!ヨシッ!!!
てなわけでまたしても私の席の近くのプレイヤーズチェアーに座ってくれました。隣のおじさんと一緒にガッツポーズしてました。かれも明らかにロジャー目当ての様子。息子さん、テニスをやっているとのことでした。ロジャーのプレイは本当に美しいよねーなどどため息をつきつつ言葉をいくつか交わしたり、ウォーミングアップを撮影したり。やはり一緒に応援する人がいると盛り上がりがぜんぜん違い、すごく楽しいです。
2日間はロジャーを見るだけで精一杯でしたが、さすがに3日目となると少し慣れてきて、決勝はもうすこし試合そのものを見るようになれました(笑)。第一セットはずいぶん競っていて、結局6-3でロジャーがとったのですが、そのブレイクポイントはネットバンドに当たったボールがヒューイットの方に転がったためで、ほとんど差がなかった感じでした。前にも少し書きましたが、望遠鏡で表情を追うと、「あれー!?」と思うほど頬がかなりこけていた感じですこしびっくりしましたが、その時はまだ芝で負けるとは夢にも思っていません。でも2セット目ファーストサービスがあまり入らなくなってきた末、タイブレークで失ったときはさすがにいやな感じがしてきました。3セット目ヒューの調子はますます安定+良くて、この引っ込み思案の私が「ろじゃーcome on!!!」と
何度も大声で応援してしまうほど、苦しい展開。確かにラインぎりぎりくらいに決まるボールに体(足)が追いついていないような感じだったのを記憶しています。観客も「あれ、これちょっと展開が違うんじゃないの?」という戸惑いの雰囲気が漂っています。しかし、ヒューイットは最後まですばらしいプレイで、とうとう最終セット6-4で敗戦(涙)。確か2時間半近くかかった比較的長い決勝でした。
セレモニーを待つ間確かにぐったり座っていた感じでしたが、私は表情が見えないので後ろから望遠鏡で優雅に垂れている指先に惚れ惚れ(笑)してたのでそんなことも露知らず。。。
セレモニーは反対側のプレイヤーズチェアーのあるほうで行われたので遠くから見るだけ。ドイツ語がわからず、ロジャーのコメントも???ヒューイットはとてもうれしそうでしたがロジャーをほめることも忘れず、両者ほんとにさわやかな感じでした。ハレは準優勝者もカップをもらうので少々不思議な感じでした。サインセッションはなしでしたが、終了後に20分位してスタジアムの外側に出てきてくれてまたサイン。そのときの歓声がまたすごい。最初にヒューイットが出てきて5分くらいサインしてましたが、「あれ誰?」「ばか、ヒューイットだろ、決勝でてたろ」なんていう会話も聞こえてきて、やはりロジャーファンのほうが圧倒的に多いようです。今回はさすがに疲れや負けたこともあってか5分くらいで短く切り上げでした。これがハレでロジャーを見た最後でした。
そうそう、もうひとつだけ、オタの方々にレポしなければなりません。
椅子に来るとき常に望遠鏡で追っていたのですが、2セット目が終わったとき、なんと着替えタイムが!
座るなりいきなりシャツを脱ぎ始めるので(あたりまえだろーきがえるんだから。予告せんだろー) ええっ?!
予想外の展開にひとりでびっくりどきまぎして、1瞬のうちに考えが頭の中を次から次へとよぎります。どうしよう、写真とろうかな、でも周りの人は「なんていやらしいやつだ」って思うかな、
あれカメラスタンドバイになっててすぐ取れない、いやこういうときは失礼だから写真なんて取らないほうがいい。望遠鏡で見るなんてそれもいやらしいなーじゃあ涼しい顔して裸眼で別のほう
見てようか、でもこんなチャンス全くめったにないんだからやっぱりちょっとだけみてもいいかしらん?と思ってまた望遠鏡を構えるとレンズが曇ってて見えませんでした(笑)。
ほんの5秒くらいの出来事でした。最初に見るつもりでなく目にしたロジャーの背中は胸部と違ってわりとすっきりしていてきれいだったと記憶しています。
こんな感じで感動の3日間はあっという間にすぎ、一路自宅へ。ロジャーのサインと、ナイキショップで買ったT シャツ(主人は知らない間にナイキの靴下かってました)、トーナメントのポスターを胸に、大満足の週末でした。写真を交換する約束をしたおじさんからはまだ音沙汰なしです。あまり催促するのも気が引けますが、ワールドカップも終わったので、もう一度連絡を取ってみようかとおもっているところです。
さて少しまとめをしてみます。
チケットについては、ぎりぎりでもけっこう席が空いているので場所を選ばなければ手に入れるのは問題なし。特に金曜日まではかなり空席が目立ちました。でも1,2,3列目等は早めに予約しないとだめみたいです。プレイヤーズチェアに近い側に座ると試合後のサインのチャンスがあるけれど、座っているときに表情が見えないのでその点は残念。反対側で、良い望遠鏡を持っていれば理想ですね。
ロジャーに試合以外であえるチャンスは、練習をスタジアム外のコート1,2か3でやる場合、試合後のスタジアム外での挨拶+サインセッション。何か渡すんだったら、このときがチャンスです。非公開の練習コートからホテルの入り口に向う間や、試合に向かう途中か終わって帰るとき(勿論地下通路を使わない場合ですが)も姿を見られます。実は準決勝の時も、ロジャーは地下通路を使わなかったようで、試合の後主人が「俺今日もまたフェデラー間近でみたぞ。」との弁。(ナヌッ私を差し置いて!)試合が始まる15分位前にホテルのテラスからコート1の後ろ通ってスタジアムの入り口までゆっくり歩いてたそうです。このときは回りに2人付いてたけど周りに群がる人たちもなくリラックスムードだった感じ。私は写真の予行練習のため早めに会場へ入ってしまったため遭遇できませんでした。ちなみに決勝のとき、テラスのところをちょっとうろうろしてみましたが、会えませんでした。この日ばかりは通路を使ったのかな?
あとは、もし彼らが夕食をハレの市街で取るときに出くわすとか、でもこればっかりはどのレストランかも分からないし、ホテルの外で食事を取ることはないかもしれませんし、なんとも。
いずれにしても、会場全体が小さいので、なんか、「ロジャーに会うならハレですぞ!」と皆さんに言いたいくらいの気持ちです。
写真は、やはり高性能の連続写真がとれるカメラが一番ですね。沢山撮っても、保存版できるような良いのが少なくて残念でした。シャッターを切っても写っているのが半分だったり、ロジャーはもういなかったり(笑)。全然うまく取れません。1秒間で何十枚と連続写真を取れるのがあるそうで、来年はそれを準備していざ鎌倉!(じゃなくってハレか。)
(追記:隣のおじさんは忘れてしまったようです。またメールしてみます!)
エキシビに一回出ていたようですし(写真がありましたね)、スタジアムの外にあるステージでプレイヤーをゲストに呼んで何か一緒にやるイベントがあるらしかったのですが、こういうイベントは、だれがいつ出るのかは毎日朝行って確かめないと前もっては公開されないようです。たぶんロジャーが出たエキシビは平日だったのではと思います。
ナイキショップでは、写真にアップしたRFのロゴの入ったTシャツ、帽子、Outfitなど売っていました。週末になるほど割引率が高くなって Tシャツは土曜日半額(18ユーロ)になっていたので買いました♪ (追記:トロントの練習で着ていた紺地に白抜きのRFは、ショップでは売っていなかったのですが、会場で着ている人を見かけました。あっちのほうがカッコよくて欲しかったのですが…)帽子はほしかった赤がなかったし、Outfitはテニスをやらないんので見送り。帽子は白、青、黒地の夏用(?)なのか少し薄いぺらぺらした感じのしかありませんでした。RF.COMではもっとしっかりした厚めの地だったように記憶していますが。どなたか持っているかた、どんな感じですか? もし日本で買えないものがあったら、私が購入してそちらへ送ることも出来ます。何が出てるかは言ってみないとわかりませんが。ちなみにトーナメントのポスターは3€でした。去年のなんて、ロジャーだけのポスター、あれ欲しかった…(事前調査に集中してて買うのわすれてました)
会場全体の雰囲気はとても感じがよく、地元のおいしいソーセージやハム、ビール、イチゴやワッフルなどが楽しめるほか、もっとちゃんとした食事をしたい人にはそれなりのメニューのレストランがあります。またスポーツ関係のグッズのお店だけでなく、この緑が多い地方の観光案内や、肩こり腰痛を防止する別途や枕、はては北欧の露天風呂や昔風のストーブの企業までスタンドを出していました。例のホテルのテラスに座っていれば出場プレイヤーにあえるチャンスが多いし、主人は結構退屈してましたが(苦笑)、私はスタジアム外でも1日楽しめるくらい、結構いい感じでした。お天気がいいとまた最高ですね。試合はまた試合で、青空の下での芝の目に冴えること。そこにロジャーがいるとなればもう言うことなしです。会場の外はなだらかな丘の広がる田園地帯で、有機栽培の農家や、サイクリングロード、フットパスが沢山ありますし、温水プールみたいなモンですがドイツ流の温泉も近くに点在しています。同じ地域にあるレムゴやミュンスターといった古いドイツの町も魅力あります。ゆっくりリラックス&リフレッシュするにはもってこいの地方ではないでしょうか。
ロジャーがハレにくるかどうかはRG次第ですが、もしどなたかハレにいらっしゃれれば大歓迎です。ウチからバスでも借りて「Rogiオタツアー!」なんて一人で妄想してました。
では皆さん、来年のハレまで、さようなら~。