nocko さんが書きました:Rogerが稀有のプレーヤーと言われるのは、そういったもろい要素をたくさん持ち合わせながら、5年間もプレッシャーに打ち勝ち、王者でい続けたからです。私は、Rogiのそんな感受性こそがあのすばらしい、ファンタスティックなテニスの元だと思うので、それが弱さとして表れても、受け入れてあげたいと思うのです。
nockoさん、私も本当にそう思います。
Rogiのプレースタイルからして、なにかが消耗したり傷めたりしてバランスが崩れ全体的なパフォーマンスが落ちると
立て直すのもそんなに簡単でないのは、前からなんとなく予想はできていました。
ウチの会社は精密機械を扱っているのですが、納入・設置して即使う、というわけにはいかず、
微妙な違いを測るセンサを載せてたりするので、その機械をちゃんと働かすには正しいデータ・情報と
テスト・調整が必ず必要になるんですが、それは不具合が起こり修理した後も調整が必要となります。
Rogiは対戦相手を良く見てどんな攻めが効果的か探り、数ある攻めパターンの中から瞬時にそれを選びとりプレーしています。
それには感度の良いセンサーと高度で速い計算処理能力が必要なわけです。
Rogiがエースを決める時、あんなにも鮮やか
で輝かしいのは、それらが寸分の狂いなく完璧に働いているからでしょう。
でも、高度な緻密さ複雑さを持ったものが成り立つ時や、また消耗したりバランスが崩れたりした後は
元と同じように機能するまでは少し時間が必要になります。
それは機械やコミュニティなど人間によって作られたもの、ヒトの体や森や海など自然のもの、考えれば皆そうではないでしょうか。
(それでも、特に自然のものについて言えば、その複雑さ故に他の何かが補ってある程度ちゃんと働くというところが素晴らしいのですが
)
fuyu さんが書きました:そういえばRogiは大会前のインタビューで
「SFくらいまで行ければいいなと思っている」なんて言ってました。
エッSFでいいの??? だったんですが、現在の自分の状態を一番分かっているのはやはり彼自身なんです。
一歩一歩でも以前の自分を取り戻そうと必死に努力しているんですね。
ファンも辛いけど、Rogiはもっと大変。
そうですよね。私は前の投稿で「無心」でどれだけプレー出来るか、と書きましたが、ある意味開き直りの境地とも言えますよね。
Rogiほどの高みを経験した人はうまく歯車が回らなければメディア等が騒儀立てるし
自分自身も心穏やかにいられないものがあるでしょうから、「無心」でいることもそんな簡単じゃありません。
こういう時ってあせりは禁物で、だからRogiも気長に冷静に見ているのでしょうね。
今は辛い時期ですが、Rogiの繊細な感受性がどこから来ているかというと、まず彼にテニスに対する熱い情熱があるからこそ
見えるし感じるのだというところに注目しましょう。
だからきっとこの調整時期を耐えてきちんと活用し、また輝かしいプレーで鮮やかに対戦相手と私たちをノックアウトしてくれる日が来る!と私は信じています。
nocko さんが書きました:神様は、今、Rogiがどのくらいがんばれるか、見ているんじゃないかな。
がんばれるように赤ちゃんを授かったのかもね。Mirkaの姿を見ると負けたことなんていい意味でスッパリ忘れられるでしょうから
。
ありゃりゃ、私も長くなっちゃった。
でも、自分で書いてて、自分で納得。