私が上に貼ったフランスのブログサイトに掲載のRogiのインタビュー記事ですが、コート上のインタビューともセレモニーのスピーチとも内容が違うので訳してみました。フランスのメディアのどこかが、Rogiをつかまえて、単独インタビューしたのかもしれません。 また、同ブログ掲載のEurosportの記事は英訳がどこかに出るんではないでしょうか。
*ナダルと対戦するに際して、いわばなにかカチリと装置を始動させたのでしょうか。それが結果的に彼に勝利をおさめることになったのでしょうか。
RF:正直なところ、土曜の晩からずっと、日曜の晩に何かをなしうるのだという気がしていたんだ。 試合のシナリオを、ナダルがどういう戦術をとるかを思い描いたね。先月のモンテカルロでは、そうじゃなかったんだ。コートに入場した時、これからどんな風になるのか見てみようと自分に言い聞かせていたんだからね。今日は、1セット先行されて、(第2セット)1−1でブレークされそうになった時でも、自分がどうすべきかわかっていたんだ。たとえ、試合のはじめが期待していたようにはならなかっても、いらだつことはなかったね。もっと深く打ち込み、ナダルをベースラインから追い出すようにプレーし始めて、イニシアチヴをとったね。
* ナダルが得意のサーフェスで彼を破ったのがコーチなしになってからだというのは偶然ですか?
RF:クレーで彼を破るにはどうすればいいか、今までずっとわかっていたんだ。でも、いつもそうしてはいけないようなプレーをしていたんだ。重要なのは、彼が自分のリズムをこちらに押しつけようとするのを阻止すること、このレベルで彼を圧倒しなければいけないね。彼にたいしては絶えず攻撃的でなければならないんだけれど、第2,第3セットでは、まさにこれがうまくいったんだ。
*あなたにとって、この勝利は、あなたに唯一欠けているグランドスラムタイトル、ローラン・ギャロスでついに優勝するためのターニングポイントでしょうか。
RF:そうかもしれないね。僕はローランギャロスにおおいに自信をもってのぞんでいるよ。何日か休養をとることになるけれど、トーナメントが待ちきれないよ。きょうは僕にとってグレートな日だね。この何週間か僕自身は悪いプレーをしていたとは思っていないにしてもね。モンテカルロではファイナルに進出し、このクレーのトーナメントでふたたび優勝してクレーでの2年ぶりのタイトルを獲得したんだから、悪くないよね。ファイナルに至るまでの僕のラウンドは苦労していたように見えたかもしれないけれど、それはむずかしい対戦相手だったからなんだ。それから、このこともどうしても言っておかなくてはいけないんだけれど、ラファが81連勝したことは敬意を表させずにはおかないことだね。